2014年11月17日月曜日

大学で学ぶ意義:継続して課題を発見し解決する能力を養うこと

特にゼミ選択を控えた学生の皆さんへ

もうすぐ秋も終わりの時期ですね。この時期は来年に向けて様々な想いを巡らす時期でもあります。

情報大の紅葉,2014.11.17.

ゼミ選択に向けて

特に情報大2年生の皆さんは、いよいよゼミ選択の時期です。既にプレコース配属がされているかと思いますが、3年次からの本配属に向けて「12コース」のどこにしようかと考えている頃かと思います。

コースに入ったらどういう勉強ができるのか?どういった資格が取れるのか?などと気にしていることでしょう。自分の将来を考えるのはよいことです。

でもよく考えてみてください。「何のために大学に来ていますか?資格を取得すれば、あるいは専門知識・技術を修得すれば、果たしてその先の道は切り拓けますか?




大学で学ぶ意義とは?

このことに対する私の考えは少し違います。

私の考える大学で学ぶ意義とは、「将来に渡って継続して課題を発見し、それを解決する能力を養うこと。それによって自分の道を切り拓けること」です。
※参考:Nobuyoshi Sato(@7n2jju)さんのツイート

資格取得や、もっと言えばコースの専門知識・技術もその過程で得られる副次的な効果に過ぎません。最も重要なことは、自分で考え行動する力です。皆さんは、もっともっと考える訓練をしなければなりません。そのために、「大学」が「ゼミ」が「卒業研究」があるのです。

したがって、ゼミ選択で最も重視して考えるべき項目は、ゼミの『研究テーマ』です。そのゼミのテーマで2年間研究を進め、卒業論文をまとめることになるからです。大学生活4年間のうち、前半2年間は勉強面の占める割合が大きいですが、後半2年間は「研究」です。

研究に答えはありません。終わりもありません。自分で課題を見付けて解決する能力を身に付けなければなりません。そういう意味では、ゼミ選択は職業選択やその後の人生にも少なからず影響はあるでしょう。

一方、勉強面に関していえば、本学ではどのコースであっても自由にカリキュラムを組むことができるため、自分の志向に合わせて専門性を深めることができます。例えば、心理・教育コースに配属されたとしても、システム開発のプログラミングやシステム設計、ネットワーク関連の授業を受けることはできます。勉強するならどんな環境でもできるのです。

ゼミ選択では、『研究テーマ』が最も重要といった意味がお分かり頂けましたでしょうか?

河野ゼミ紹介資料

以下は、システム開発コースにプレ配属された2年生に対して、基礎演習Ⅴで説明した河野ゼミ紹介資料です。是非3年次のゼミ選択の参考にしてください。

河野ゼミでは、『システム開発』+『社会性』をテーマに自分で課題を見付けて解決する能力を身に付けてもらうことになります。

学生の皆さんには、自分のことをよく考えて、自分らしい選択をしてくれることを期待しています。