タロットとは、占いというより心理学の要素が強く、引いたカードをきっかけに相手の内面を探る技術なのだそうだ。
2014.7.25 大塚さんとMカステッロにて
タロットの結果を踏まえて
タロットの結果を見ると、私自身は主体的ではあるものの、安定志向で石橋を叩いて叩いて渡る気質だとのこと。自分では、リスクを取ってでもとにかく前に進む人間だと思っていたので、この結果には少し驚いた。でも、これまでの行動を思い返してみると、今の環境に甘んじて、あまり前に進んでいなかったように思う。自分自身では地域活性化プロジェクトや各地での講演活動など精力的に活動していたし、日々何かしらの勉強をして自分をアップデートしていた。しかしながら、日々の忙しさにかまけて、それを言い訳にし、本来すべき活動に時間を割いていなかった。実際には動いてはいたものの、あまり成果を挙げることはできなかった。自分自身を顧みると、ここ1年ほどあまり成長した実感がない。
大塚さんからは、教育の仕事には向いていないのでは?との指摘も受けた。確かに、自ら動こうとしない学生の手を引いて、手取り足取り教えていくのは本意ではないし、個人的にも楽しくはない。大学教員の本来の姿ではないと思う。
自分の好きなこと、嫌いなこと
とにかく、自分の直感に正直になった方がいいとアドバイスされたので、自分の好きなことと嫌いなことを以下のように分類した。<好きなこと>
- 考えること
- 人と会うこと
- 自分が成長すること
- その時の自分に合った本を読むこと
- 未来に想いを巡らすこと
本を読むことは、新しい価値観や考え方を知り、自分を変えるきっかけとなる。ストレングス・ファインダーの結果では、「未来志向」や「着想」の資質があるためか、未来に想いを巡らすのはとても楽しい。そういう意味では、未来に大きな可能性のある人達に何かきっかけを与えて、その成長にドライブをかけることができると嬉しい。
ただ、未来に可能性のある人を成長させることも楽しそうだが、むしろ自分自身が成長することの方が自分は好きなようだ。誕生日に行った自己分析では、「学生に切磋琢磨の場を与える」ことをミッションに掲げていたが、その結果自分が成長できなければ本末転倒である。自分でも仲間と切磋琢磨をして成長していきたい。
<嫌いなこと>
- 無駄に長い会議
- 報告のためだけの書類作成
- ただ話すだけの授業
- やる気のない学生に手取り足取り教えること
- 忙しいのに、自分の知識だけを提供するような研修
次に、ただ一方的に話すだけで教員の自己満足のような授業にもあまり価値があるとは思わない。学生は言葉のシャワーを浴びるだけで確かに楽なのかも知れないが、自分で考えることをしなければ人は成長しない。人が成長するには、自分で考え行動しなければならない。教員は最低限のガイドだけを行い、その代わりに学生がきちんと目標を達成できたかの評価をしっかりとすべきと思う。それがなければ、大学の教育は単なるザルと思われても仕方ない。
加えて、やる気のない学生に時間を使うことも極力避けたい。時間は有限なので、そこに時間を使う暇があるならば、とにかく自分が前に進んだ方がよい。学外での講演活動も同様である。せっかく準備しても、暖簾に腕押しのような聴衆に時間を掛けて説明しても自分が得るものは少ない。大学の先生の有り難いお話しを聞くという姿勢ではなく、まずは自分で調べて勉強して欲しい。
上記は、『7つの習慣』で言うところの「第三領域(緊急ではあるが、重要ではない)」の活動であり、本来注力すべき活動ではない。本来注力すべきなのは、第ニ領域(重要ではあるが、緊急ではない)」の活動である。大塚さんにも自分の課題と他人の課題を分けるようにとアドバイスを頂いたが、これらは他人にとって重要な課題であり、自分にとって重要な課題ではない。それを見極める目をしっかりと持ちたい。
図1.時間管理マトリックス(yogananda.ccより)
自分がどうありたいか
以上を踏まえ、自分がどうありたいかを考える。以下は、自分の人生計画を考えるためのマインドマップである。※このマインドマップは、MindMeisterというツールで作った。
まず、人生の目的は『長活きすること』である。健康でいつも活き活きとしていたい。生涯現役で仕事をし、125歳くらいまでは生きたい。
図2.長活きするための人生計画
そのためには、以下の4点が必要不可欠な要素となる。
- 健康であること
- 生きがいがあること
- 成長できること
- お金を稼げること
第2に、健康なだけでなく、よりよく生きるには生きがいが必要である。仕事はやっていて楽しくなければならない。仕事に限らずすべての活動を楽しみたい。その活動を通じて、仲間と切磋琢磨して成長していきたい。
第3に、切磋琢磨して成長するには仲間が必要である。自分の興味・関心と直感に従い、その時々で大切な人に積極的に会っていきたい。次に、1つの専門に留まることなく、時代に則した専門性を磨いていきたい。これは『ワーク・シフト』の第1のシフトに書かれている「専門技能の連続的習得」である。未来の世界でニーズの高まりそうなジャンルと職種を選び、高度な専門知識と技能を身に付けていく必要がある。そうして、常に自分自身をアップデートしていく。
第4に、生活するためにはお金が必要である。生涯に渡って稼げるためには、自分の専門性に合った仕事をして、社会に貢献することが重要である。また、自分の得た知識や技術を組織化しビジネスになる仕組みを作ることで、定常的な収入を得て自由に使える時間を増やす。
今後について
今後は、上記の人生計画を進めるために様々な人に会って情報を集めながら、自分の道を決めて進みたい。今の大学の中でやり方を変えればうまくできるかも知れないし、大学を移る必要があるかも知れない。あるいは、自分に合った道を進むために職業自体を変えるかも知れない。いずれは海外に留学して見識を広めたいと思っているので、サバティカル(特別研究期間制度)の利用も含めて今後を検討したい。
大塚さんにもしばらくは忍耐、辛抱が必要と言われたので、いろいろと模索しながらこの先の道を探して行きたい。
またよい報告ができればと思う。